不動産担保ローンの返済金額は大きいのに借入残高が減らないのは?

不動産担保ローンで融資を受けても、金利や元本の正しい認識がなければ、「いくら返済しても借入金が減らない」ということに。

せめて返済の常識は知っておきましょう。

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■5年間はほぼ金利だけの返済。

不動産担保ローンに限った話ではありませんが、返済当初は貸出金利の利息分返済比率が元本より上回っているので、返済元本はなかなか減っていきません。

これは返済シミュレーションなどを使って計算すればすぐにわかります。

たとえば20年間の貸出期間で1000万円を借りた場合、最初の5年間はほぼ貸出金利のみの返済で、10年を過ぎた頃から元本が減少しはじめます。

15年が過ぎた頃から返済元本が急激に減りはじめます。

返済は根気のいる長丁場なのです。

■返済額は金利と元本の2本立て。

返済額全体は貸出金利と元本の合計額ですから、それだけ見ているとなかなか減らないことになります。

金利は返済元本に付きますから、全体の返済額を急激に目に見えて減らそうと思うなら「繰上返済」しか手はありません。

合計1000万円、うち元本800万円だとすると、繰上返済は元本分の800万円のうちの一部を一括返済することになります。

金融機関によりますが、受け付けてくれるのは100万円単位です。

事務手数料がかかったりしますので、それ以下の小さな繰上返済は適用されません。

■低利で借りやすく、長期間。

不動産担保ローンはメリットの多い商品ですが、それだけに目を向けていると金利で苦しむことになります。

不動産担保ローンは担保物件がある分だけ低利で借りやすく、また長期間の契約となります。

メリットは多いですが、「返済金額がなかなか減らない」といったように、間違った認識では危険も多い商品です。

最初に商品案内書などで貸出金利や返済事例を調べ、正しい解釈のもとで借り入れを実施しましょう。